採用にあたって、前職の退職証明書の提出を求めてもよいのでしょうか。
更新日:2025.06.17
ご質問:
当社は、事業の拡大に伴い、新たに従業員を採用することを検討しています。
採用の際に、募集に応募してくれた人が前職をきちんと退職しているかの確認を行おうと考えています。
このように、採用の際に前職の退職証明書の提出を求めることは、問題がありますでしょうか。
結論:
前職の退職証明書の提出を求めることは可能ですが、これを強制することはできません。
解説:
使用者は、採用の自由が認められており、原則として自由に決定することができます。そして、採用にあたって、どのような書類の提出を求めるかについても、原則として自由に決定することができますので、前職の退職証明書の提出を求めることは可能です。
ただし、労働契約法等の法令は、労働者に退職証明書の提出を義務付けていませんので、前職の退職証明書の提出を強制することはできず、前職の退職証明書の提出を拒絶された場合には、それ以上できることはありません。
採用の自由の限界に関する労務等、いつでもお気軽にご相談ください。

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